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お知らせ

【メディア掲載】「まま・ここっと」にて子育て相談の記事が連載されています。

「まま・ここっと 群馬版・鳥取版」の「働く子育て世代のモヤモヤ相談」にて、代表 雅樂川陽子が子育て世代から寄せられた相談にお答えしています。

働く子育て世代のモヤモヤ相談室

ブランクが長くて、本当に働けるのか不安です
下の子が幼稚園に行くようになったら働く予定ですが、仕事をするのに7~8年ブランクがあります。「ブランク OK」と記載してある求人も目にしますが、こんなに長期間のブランクを抱えて、やれる仕事があるのか不安です。
大丈夫ですよ!7~8年のブランクは長いとは思いません。そもそも私は、育児期間中を仕事のブランク期間とは思いません。育児にかけた時間は、相談者さんにとって貴重なものではなかったですか。育児はキャリアの中でも人材育成という大変重要な任務を全うしています。例えば、伝達業務。育児前では、自分を犠牲にしてまで何かを伝えたり教えたりという場面はなかなかありませんよね。育児は、自分の時間や思考、段取りなど、思うようにいかないことの連続です。それに対応できた自分はすでにキャリアアップできていると思いませんか。 また、初対面の人との人間関係の作り方やコミュニケーションスキルも鍛えられているはずです。子どもを産み育てる過程でどれほどの人と出会ったでしょう。お医者さん、看護師さん、保健師さん、園の先生、ママ友、ご近所さん、よく行く場所で話すようになった人など。ほんの数年であなたの人間関係は広がっているはずです。その時間をブランクなどとは捉えずに、自分を褒めて自信にしてください。 経営者としての考えをお伝えすると、育児復帰の人でも転職の人でも、翌日から即戦力であることを求めていません。企業の仕事のやり方を身につけて、「できれば早めに戦力になってくれたらいいなあという感じです。仕事をずっと続けてきた人でも、転職してすぐに即戦力になることは稀です。たとえ同じ業務だとしても、慣れるまでに最低でも3ヵ月はかかります。また、経歴が異なっていても人材育成に差はありませんし、同じように仕事を覚えてもらいます。ですので、育児というキャリアを否定せず、培ってきたものを堂々と意見し、行動に移してほしいと思います。 仕事復帰に向けては、育児期間に身につけたスキルを明確にしてみると、自分に自信が持て、復帰が少し楽しみになるかもしれません。仕事も育児も自分にとってはプラスになるものです。育児で詰まったときに仕事という世界で自分の落ち込みを取り戻せることがありますし、仕事で詰まったときに子どもが癒しや学びを与えてくれることがあります。どちらも別物とは思わずに自分の世界が広がった証として堂々と楽しんでください。
子どものために正社員からパートへ、物足りなさを感じます
今まで正社員として働いていましたが、上の子が小学校入学で上手く馴染めず、働き方をパートに変更しました。子どもとの時間が得られる反面、物足りなさもあ り、モヤモヤしています。本当は働きたいのに、と思ってしまうことも…。
なんでも慣れるまでには時間が必要です。せっかくお子さんとの時間を確保されたのであれば、この時間に慣れるまで楽しんでみてはいかがでしょうか。この決断はお子さんのためにしたのではなく、自分のために決めたことです。正社員からパートにするという決断は、たくさん悩んで決められたことでしょう。それは、すごい決断だと思います。 自分のためにお子さんとの時間を確保したのですから、一緒に遊んだり、家事を教えたりなど、お子さんとの思い出をたくさん作って、楽しんでください。もしも、「本当は働きたいのに子どものために働けない」と思うことがあるのなら、正社員に戻られることをおすすめします。仕事時間も育児時間も自分の時間であることに変わりはありません。自分が満足のいく時間を過ごすことで笑顔になれたら、それが一番ではないかなと思います。

「まま・ここっと」とは?

幼稚園・保育園(保育所)に配布している、地域で子育てをもっと楽しむための情報を発信する情報誌。
発行エリア:群馬・岐阜・札幌・函館
発行スケジュール:季刊(春・夏・秋・冬の年4回発行)